中古の一戸建て住宅を購入して1年が経ちました。
思い返すと、今住んでいる家をインターネットで見つけてから2ヶ月後には住んでいたのですから自分でも驚きです。
元々は新築の予定で土地を探している最中でしたが、最終的には中古の戸建を購入するに至りました。
1年住んでみた感想としてはとても満足しています。
そこで、実際に1年を振り返ってみて中古ならではのメリットと注意するところを、お伝えできればなと思います。
そもそもなぜ中古なのか
もともとは新築の予定で、土地を探している中で今の住まいに出会いました。
大きな決めては「金額」です。
私は一般的な会社員ですが、収入は当時300万前後と決して多くない(むしろ少ない)収入でした。
妻も当時はパートで子供も2人。将来のためにお金を蓄えておく必要がありましたので、少しでも予算を抑えるということは必須でした。
もちろんそれだけではないし、金額だけで一生の住まいを決めてしまうのもどうかという意見もあるとは思いますが、当初の予算を大幅に削減できることは購入への大きな後押しとなったことは事実です。
マイホーム購入にあたっての優先度
ここは人生で1番大きな買い物となりますので必ず決めないといけないところです。
私たち夫婦はこんな感じ。
施工会社 > 予算 > 立地 > 広さ(土地含む)
私は、どうせ建てるなら”絶対にココ”という工務店がありました。
地元の工務店で、今まで建てられた家の外観も素敵で内装も木をふんだんに使用し温かみを感じられる。そんな家でした。
なので、施工会社は最優先、次に予算という考え方でした。
中古住宅のメリット・デメリット
ここでは中古住宅を購入するにあたってのメリットと注意点をお伝えします。
メリット
- 予算を抑えられる
- 住むまでの期間が短い(建売は除く)
- リノベーションを行えば、理想の家に近づけることができる
- 生活になじみやすい
メリットからお伝えすると、まず予算は大幅に抑えることができます。
私たちは新築でお願いしていたころを振り返ると、土地の予算をかなり低く見積もっていた時よりも1千万以上は低く抑えることができました。
・新築で探していた頃
建築費用(約2,500万〜3,000万※外構含む)+土地(800万以内)
・現在の家
住宅※土地込み(約2,500万)
住宅の広さや立地、土地の価格などもあるので一概に比較はしづらいのですが、費用面では大きく削減できました。
しかも、築年数が16年ではあるものの、”家の広さ、立地”は新築で計画していたよりも広くなり好立地になったのです。
また、住むまでの期間も短く、初内覧から約2ヶ月後には新生活を始めておりました。
私たちは入居にあたって特にリノベーション等は行っておりませんが、格安の住宅を購入し、浮いたお金で水回りや内装のリノベーションをし、新築のように大変身しているお住まいもあります。
新築ではないことで、良い意味で多少の生活感を残していてくれており、新生活でもすぐになじんでくれる空間となりました。
デメリット
- 新築と比べて年数が経っている(私は気になりません)
- 修繕が新築と比べて早く必要になる場合がある
デメリットというか注意点ですが、新築ではないため年数によっての劣化は考えておかなければならないと思います。
壁や屋根の塗装・修繕は約10〜15年ごと。日当たりや環境によってはもう少し早まることもあります。
購入する前に確認して、時期が早そうなら事前に行うか数年後の修繕費も予算に組み込んでローンを組んだ方が良い気がします。
我が家は、住んで1年目に床の張り替えを行いました。
木の床でしたが劣化が進んでおり、ささくれが多く靴下だとひっかかることがよく起こりました。
3階だったこともあり、住んでからのんびりと時間がある時にやすりがけしていましたが、かなり根気がいる作業なので途中で疲れてしまい、結局張り替えをお願いすることに。
上からコルク床に変えてみて、費用は50〜60万でした。
2年目の現在は屋根の塗装をお願いする予定です。見積もりは80万ほど。
さすがに内覧で屋根までは気付かなかったので中古で検討されるなら修繕のタイミングも確認していた方が絶対に良いです。
1年住んでみて感じたこと
ある程度のお金は蓄えておくべき
バタバタと始まった新生活からあっという間の1年でしたが、はじめは落ち着かなかった我が家もだいぶ馴染んできて、なんだかんだ楽しく暮らしています。
この1年で感じたことは、”まとまったお金を使う頻度が増えた”思います。
タイミングもあると思いますが、床の張り替え(約50万)からはじまり、屋根の塗装(約85万見積もり)、3階のウッドフェンス補修(約15万見積もり)現在は食洗機が故障し納品待ち(約15万)です。
家を購入した信頼の工務店さんに聞いたら、自分でできそうなところは丁寧に教えてくれるので助かってますが、プロに頼むところとなるとやはりまとまったお金が必要になってきます。
私たちはローンの借り入れのほとんどが住宅費用や火災保険に使ったので、他は数十万円しか余裕を持たせておらず、修繕費は貯金でまかなう予定です。
改めてお伝えしますが、貯金を手元になるべく残しておきたいなら修繕のタイミングも考慮した借り入れをお勧めします。
新築でも中古でも大事な”我が家”
新築の予定が突然の中古住宅購入へ変わりましたが、新築と中古どちらに住んだとしても大切な我が家であることに違いはありません。
今でも、自分の家っていいなぁとしみじみ思うことは多いです。
私の家は木造住宅で壁も含めて木がふんだんに使われていますので、欲しいところに棚をつけてみたり、フックをつけて植物を吊るしたりしてDIYを行いながら少しずつ自分の理想に近づけている最中です。
正直、新築か中古かなんて住んでしまえば全然気になりません!!
むしろ中古だと壁に穴ひとつあけるのもそんなに躊躇しなくていいので気が楽です。
買い替えができない分とても慎重にはなりますが、住んでからでも変えられるところは好きに変えていけばいいと思います。
あなたにもずっといたくなるような家と出会えることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント